セキセイインコを飼育しようと思って悩んだ事のひとつにエサの種類の多さがあったりします。
特にシード(種子)食かペレット食かで悩み、初めてだから先ずは問題なく食べてくれると分かりやすかったシード食を選択して
そこから、さらに皮付餌とむき餌で悩んだんですよね(苦笑)
なので、今回はその中の「皮付餌」と「むき餌」の違いとどちらを与えるかについて説明できればと思います。
大きな違いは皮(殻)がむいてあるかどうか
見たまんまなのですが、「皮付餌」と「むき餌」の違いはやっぱり皮(殻)がついたままなのか、むいてあるのかになります。
うまい方はお米の玄米と白米に例えていらっしゃいましたね。
食べるときに皮(殻)をむくことが、鳥さんのストレス解消にもなるそうですよ。
栄養価の違い
では、見た目だけの違いなのかというとそうではなく、栄養価が皮付餌の方が多少高いそうです。
土に蒔けば皮付餌は芽が出ることもあるけれど、むき餌は皮(殻)がむかれてしまったゆえに芽が出ずカビてしまうこともあり、
皮付餌は活き餌
むき餌は死に餌
と言われることもあるみたいです。
傷みやすさの違い
それから、むき餌の方が傷みやすいともいわれています。
皮(殻)がむかれることで保存性が低くなるんだなぁと思ったりします。
成鳥に与えるなら「皮付餌」
ということで、問題のない成鳥にシード(種子)を与えるなら通常「皮付餌」を与えるみたいです。
皮(殻)をむいて食べるのでむかれた皮がエサ箱に残り、中身がなくてもエサが入っていると勘違いする方もいらっしゃるようなので、その点は要注意ですね。
掃除機で食べかすだけ吸ったり、ストローで吹いたりと、エサをキレイにする方法もいろいろあるようです。
我が家は掃除機派でしたが、後に1羽飼いで1日分しかエサを入れなくなったので、毎日エサを全取っ替えしてました。
「むき餌」は幼鳥やくちばしに問題がある子などに使える
では、むき餌はどこに使い道があるのかといいますと、幼鳥やくちばしに問題がある子などに与えたりします。
幼鳥の1人餌練習期間とかですね。
たまにいるそうです。
皮(殻)をむこうと頑張ったけれどむけずに皮付のまま丸飲みする子が…。
危険なのでむき餌を混ぜて皮をむかずとも食べれるものを与えるわけですね。
その間に皮をむく練習をすると。
皮付餌が食べられるようになったら、残ったむき餌も混ぜ込みながら消費していってもらえばロスも減りますね。
あと、くちばしに問題がある子などですが、加齢や病気、事故によりくちばしに問題がしょうじて皮(殻)がうまくむけなくなることがあったりします。
食欲はあるけど皮(殻)がうまくむけなくてエサが食べられないときに、有効ってことですね。
ただ、与えるときはやっぱり一度に皮付餌からむき餌に取り替えるのではなく、皮付餌も与えつつむき餌も別のエサ箱に用意するなどしてワンクッションおくと、本当にむき餌を食べきれているか観察しやすいと思います。
ペレット食への切り替えもそうですが、食べていたエサを一気に切ってしまうのはやっぱり怖いですからね。
ということで、今回は「皮付餌」と「むき餌」の違いとどちらを与えると良いのかというお話でした。
まとめると、
元気な成鳥には「皮付餌」。
食欲あるけど皮(殻)がうまくむけない子には「むき餌」が有効。
違いは、
皮付餌
- 皮(殻)が付いた状態。
- むき餌に比べて栄養価が高い。
- むき餌に比べて傷みにくい。
- 皮(殻)をむいて食べることがストレス解消にもなる。
- 土に蒔いたら芽が出る
むき餌
- 皮(殻)がむいてある
- 皮付餌に比べて栄養価が低い
- 皮付餌に比べて傷みやすい
- 土に蒔いても芽は出ない
という感じでしょうか。
少しでもどなたかの参考になれば幸いです。