愛鳥のパニックというのはいつ怪我に繋がってもおかしくなく、飼い主としてもヒヤヒヤします。
そんな愛鳥さんにも飼い主さんにも怖いパニックですが、ほとんどの場合は突発的なことが原因で引き起こるものなので回避は難しいですよね。
でも飼い主さんの行動が引き金になるパニックならなるべく回避したいものです。
基本、愛鳥さんが怖がるものは遠い所で作業すれば回避できそうですけれど、どうしても自身の行動がパニックに繋がりそうな場合のパニック回避法を紹介します。
予測がつくなら一声かけてあげる
私は飼い主の行動で「あ、これ愛鳥が怖がる」と予測できる事柄をする前に、愛鳥に一声かけてあげることでパニックを予防・回避していました。
例えばカレンダーを破る時の音とか"大きな音がたってしまう場合"ですね。
カレンダーを破く前に
「○○(愛鳥の名前)~。怖い、怖いだよ~。逃げてね~」
と愛鳥に声をかけてから破るわけですよ。
すると、最初のうちは声をかけてもパニックを起こしていた愛鳥も"この言葉がかけられたら自身に驚くことが起きる"と覚えて、いつの間にか身構えはしてもパニックまでは起こさなくなりました。
人間で例えるなら、
以前は何も言わずにいきなり風船を割られて毎回ビックリしていたけど、
今は「今から風船を割ります」と申告されるようになったのでビックリはするけどまだ心の余裕がある。みたいな。
かける言葉のポイントとしては
・愛鳥さんが怖がるだろう事柄全般に対して同じ言葉をかけてあげること
(我が家では"怖い、怖い"が共通の言葉になりますね)
・継続は力なりで一度試してみてダメだったからとやめてしまわずに、毎回声をかけてあげること
・愛鳥の名前を呼び、誰に声をかけているのか認識させてから合図の言葉をかけてあげること
ですかね。
ちなみに、声をかけて合図を送っていた子に対して、大きな音に聞き慣れてきたから大丈夫だろうと何も言わずにカレンダーを破ったら、パニックを起こした後、落ち着かせてからも抗議の声で鳴かれて、2~3時間愛鳥から冷たい態度をとられました。
ルールを破る。ダメ。絶対。ってことですね。
とても反省しています。
飼い主の身体を間に挟む
声をかけたからといって物理的に大きなものが鳥籠の前をよぎったら、セキセイさんはパニックになることが多いです。
なんなら、小さなものでも素早く動いたりするとセキセイさんは怖がります。
そういうときは、"声をかける"+"飼い主の身体を怖がるものと愛鳥の間に挟む"ことでパニックを予防・回避していました。
飼い主の身体で愛鳥から怖いものを隠すわけですね。
飼い主の身体から怖いものがチラッと見えていても、間に飼い主がいることが安心につながるのか腰は引けてもパニックに陥ることはグッと下がります。
例えば、鳥籠の前を掃除機を運ぶ時とかですね。
掃除機を"鳥籠側に持つか"、"飼い主を挟んで鳥籠とは反対側に持つか"だけで反応が全般違います。
ここでのポイントは上記のポイントに加えて
・先ずは飼い主の姿から確認させて、怖がるものが先に鳥籠の前に出てしまわないこと。
・怖がるものを鳥籠とは反対側に持つこと
・ゆっくり移動すること
の3点でしょうか。
一応、我が家では
「○○~。怖い、怖いが通るよ~。逃げてね~」と声をかけていました。
どうしてもパニックが起きてしまったら
何事にも絶対はありません。
どうしても愛鳥さんがパニックに陥ってしまったら、ゆっくり落ち着いて、優しく声をかけてあげて下さい。
但し、落ち着くまでは"声を掛けるだけ"です。
落ち着かせようと手を出したり、鳥籠のなかに手を入れたりしない方が無難だと思います。
パニックによって飼い主さんの手だと認識できず、伸ばされた手や入ってきた手に驚いてさらにパニックに陥ってしまうことがありますから。
ということで、私は飼い主由来のパニックはこうして予防・回避していたよという話でした。
まとめると
・大きな音を立てるなど、愛鳥さんが怖がることが予測できる行動をとるときは愛鳥さんに一声かけてあげる
・愛鳥さんと怖がるものの間に飼い主さんを挟むことでパニックに陥る率が下がる
ということですね。
ちなみに、ある愛鳥は放鳥中に怖い物事があると、飼い主である私を盾にするように間に挟んで様子を伺っていたりしました。信頼されているのか、上記の事が徹底できていたと喜ぶべきなのか悩ましいところです(苦笑)
ともかく、どなたかの参考になれば幸いです。