セキセイさんをお迎えするときに、ヒナからお迎えするか、成鳥(大人や若鳥)からお迎えするかで悩むときありますよね。

今回はヒナからお迎えするか、成鳥からお迎えするかで悩んでいる方に向けてヒナからお迎えするとどんなメリット・デメリットがあるのか紹介出来ればと思います。

少しでも参考になれば幸いです。

ヒナから迎えるメリット

懐きやすい

ヒナからお迎えするメリットとしてとにかく"懐きやすい"というのがあると思います。

特にセキセイさんはある程度成長してからべた慣れにしようと思うと愛鳥さんにも自我がある程度形成されているためか難しいのがあるんですよね。

決して慣れないワケではないんですけど、どうしても懐きやすさはヒナからお迎えした場合の方が利があります。

それに、ヒナからお迎えするとお世話していく過程でどんどん人間大好きになってくれますが、成鳥からだとまず人間を怖くない存在だと理解してもらうところから始まりますから、"懐くまでの時間"も全然違います。

 

ただし…

ヒナからお迎えしても、成鳥からお迎えしても最終的に愛鳥さんが飼い主さんに懐くかはお迎えした後の飼い主さん次第だったりします。

ヒナからお迎えしても、飼い主さんが愛鳥さんとの時間をとってあげないと簡単に愛鳥さんから飼い主さんへの興味が薄れますし、逆に成鳥からお迎えしても飼い主さんが順序よく根気よく愛鳥さんと向き合っていけば愛鳥さんと良い関係を築いていけたりもするんですよね。

 

それから、1羽飼いと複数羽飼いでは愛鳥さんの飼い主さんへの興味の示し具合が変わってくるようなので、その点も要選択ですね。

 

ちなみに…

大型のオウムさんとかだと成鳥からお迎えしてもべた慣れになるそうで、セキセイさんしか知らなかった私には驚きのお話でした。

言われてみれば、オカメさんもひとり餌移行が難しいのでひとり餌になってすぐの頃からお迎えして飼い主さんに馴れさせる(十分べた慣れになるそうです)というのが普通にあるそうですし、オウム・インコ類はまだまだ奥が深いですね。

ヒナの時代にしか見れない声や仕草がある

メリットと言えるかわかりませんが、エサを求めるときのピロロロ声とか大人になってからは聞けない声や仕草があります。

無意識に餌を運ばねばと思うほど可愛いです。

特にセキセイさんは成鳥するとあまり身体を触らせてくれなくなる子が多いですからある意味一生ものですよね。(笑)

私もよく、ヒナの餌を温め直す間にヒナが移動しないようにタオルで包みお雛様をしていたのが懐かしいです。

ヒナから迎えるデメリット

命を落としやすい

人間でも大人よりも赤ちゃんの方が弱いのと同様に、成鳥よりもヒナの方が弱く命を落としやすいです。

"丈夫で育てやすい"と言われていますが、その実、

  • 保温が足りなかったとか、
  • 食滞(なんらかの理由で食べ物が消化されないこと)を起こしたとか、
  • 家に連れて帰っている間や環境の変化によるストレスでとか

様々な理由で亡くなるヒナも少なくなかったりします。

確かに丈夫でその生命力に驚かされることも多々ありますが、人間の赤ちゃんと同様に体温の調整能力などが低かったり不安定で、成鳥よりも弱くて命を落としやすいのも確かなんですよね。

ヒナ用の器具や時間が必要

デメリットと言いますか、ある意味醍醐味なのですが、ヒナからお迎えしようと思うと成鳥とは違った『器具』や『餌』、それに伴う『お金』と『時間』や『知識』が必要になってきます。

『器具』はまぁ、ヒナのものは家にあるもので替えが効いたりしますが、『餌』は成鳥になってからメインで与えることがないものですからね。

発情を促したい等目的があれば成鳥でも与えるかもしれませんが、そうそうない気がします。

当たり前のことなのですが、成鳥すると新たに愛鳥さんの籠などを用意する必要があるので、ヒナ専用のものが必要という点である意味デメリットなのかなと思いました。

 

あとは、やっぱり『時間』が問題になってくるようです。

朝の7時~夜の10時くらいの間に3、4時間おきに餌を与える必要がありますので、どうしてもお仕事があったり昼間に外出する必要のある方にはヒナからの飼育が難しいかもしれません

時間をずらして夜型で育てたという話も聞きますが、昼間活動する鳥を夜型にするのは鳥の健康に関わるのではないかという話もネットで見かけますので、私には判断がつきかねるところです。

それに、体力極少、超ロングスリーパーの私からすると朝から夕方まで働いて、夜も3、4時間おきに起きなくてはいけないとか負担が大きすぎて大変過ぎます。

それから、成鳥からお迎えすると成鳥後の餌は、ほぼお迎え前のところで与えていた餌に決定してしまうので、成鳥後の餌を飼い主さん自身で決定したい場合はヒナからお迎えした方がメリットになりますかね。

大型さんたちはわかりませんが、セキセイさんに関しては、成鳥してからシード(種子)主食の子をペレット主食に切り替えるのは難しいですから。

さてさて、セキセイさんをヒナからお迎えするメリットとデメリットこんなところでしょうか。

まとめると

メリット
・とにかく懐きやすい
・ヒナの時にしか見れない鳴き声、仕草がある
・成鳥後のエサを飼い主さんが決定しやすい
デメリット
・成鳥よりも命を落としやすい
・ヒナ専用の『エサ』『器具』『お金』『時間』『知識』が必要になってくる

って感じですかね。

少しでも参考になれば幸いです。

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