愛鳥さんの毎日の健康チェックのひとつに体重測定がありますよね。
初めての体重測定とか怖がる愛鳥を体重計に乗せるだけで一苦労ですが、体重測定に慣れてきたら慣れてきたで問題がおきたりしませんか。
そうです!
体重計の立ち上げ中に愛鳥が乗ってしまって肝心の体重が量れない現象です。
本人(本鳥?)は素敵な記憶力と素早い行動でドヤ顔で体重計の上に乗っていますが、いかんせん肝心の体重が量れていないので飼い主としても内心苦笑いするしかありません。
それに、一度、体重計から降りてもらってもう一度乗ってもらうのも、解放感に溢れた愛鳥を呼び戻すだけで一苦労だったりしますしね。
今回はそんな、『体重計の立ち上げ中に早々に体重計に乗ってしまって体重が量れなかった時』は"0表示"ボタンが役に立つよというお話です。
〈"0表示"ボタンとは〉
"0表示"ボタンとは『今、量って表示されている重さを"0"という基準点に設定する』ボタンです。
例えば
『待ってて台』を体重計に乗せたときのg数が19.5gだったとします。
そのまま、さらに愛鳥さんを『待ってて台』に乗せて愛鳥さんの体重を量ろうとすると、
全体の重さ(愛鳥さんの体重+待ってて台の重さ)から『待ってて台』の重さを引くという計算が必要になり、ちょっと面倒ですよね。
ですが、『待ってて台』だけを乗せたまま"0表示"ボタンを押すと、
表示されていた『待ってて台』の重さ"19.5g"が"0g"となり、
『待ってて台』の重さを差し引いた追加計量が簡単になるというワケです。
"0表示"ボタンは体重計という名のキッチンスケールにはよく搭載されている機能みたいなので、お手持ちの体重計にも搭載されていないか探してみてください。
〈"0"からマイナスにもできる〉
さて、上記のように追加計量できるだけでは体重計の立ち上げ中にすでに乗ってしまった愛鳥さんの体重は量れませんよね。
ですが、よく考えてみてください。
『今、量って表示されている重さを"0"という基準点に設定する』っていうことはプラスだけでなくマイナスも出来るっていうことですよね。
つまり、
①ドヤ顔の愛鳥さんを体重計に乗せたまま"0表示"ボタンをポチッと押し、
②褒めながら愛鳥さんを体重計から降ろすだけで、
③愛鳥さんの体重がマイナスで表示されるワケです。
簡単、3ステップ。
ドヤ顔の愛鳥さんを心置きなく褒め称えられます。
さらに言いますと、
"0表示"ボタンは押してすぐ"0g"になるのも有り難いです。
セキセイさんは活発に動き回る子も多いようなので、2、3秒ほどでもじっとさせておくのが難しいんですよね…。
お年を召してきたりすると、また違うのですけど。
〈マイナス計量での精度は?〉
ちなみに、マイナス計量をしても精度が悪ければ体重測定として本末転倒でしたので、実験してみました。
まずはちゃんと普通に量って重さを出してから、
次に体重計の立ち上げ中にモノを置いて"0表示"ボタンでマイナス計量。
マイナス計量も同じモノで何度か繰り返し行う
+別のモノでも同じように実験してみる
――結果、誤差±0.1~0.2gほどでした。
マイナス計量を使うかどうかは自己責任になりますが、私は愛鳥が元気なときに使う分には問題ない範囲かなぁと思います。
ちなみに…
愛鳥が"体調を崩している"とわかっているときはマイナス計量を使わず、キャリーケース等に入ってもらったりして、しっかり量らせてもらいました。
何事も使いどころは見定めないとですよね。
ということで、今回は体重計についている"0表示"ボタンの使い勝手がいいよという話でした。
さてさて、
実は"0表示"ボタンを押して愛鳥の体重を量ったはいいものの、愛鳥が体重計の上でまったりし始めてしまい、愛鳥を退かしきれずにオートパワーオフ機能(動作がないと勝手に電源を切る機能)で体重はうやむやに…
ということもあったりします。
愛鳥との暮らしは日々これ勉強ですね(苦笑)
どなたかの参考になれば幸いです。
追伸:マイナス計量の誤差が±1~2gになっていました。正しくは0.1g単位まで量れるキッチンスケールで"誤差±0.1~0.2g"です。
本文訂正しました。